2013年8月5日月曜日

仙台市長選挙に向けて~角野達也さんに会いに行く~





















というわけで、行ってきました!
共産党の角野達也選挙事務所!

あ、共産党と聞いて、引いてる人、もういませんよね~。
もしくは、「カエルノワって共産党の関連団体なのねっ。」って思ってる人いませんか~。
だいじょうぶですか~。

なんかこう、もうちょっと世の中暮らしやすくならないかしら、と活動を始めると、
「左翼系」というレッテルを貼られがちなのは、なぜなんでしょうね。

・・・右とか左とか、政党とか派閥じゃなくて、
その人個人の情熱や、問題意識がどこにあるかが大事だと思うので、
カエルノワではそこに焦点をあてて、
候補者の方にお会いしていきたいなあ、と思っています。

最近、時々カエルノワに「カエルノワって政治団体なんですか?」というような
質問が寄せられるので、ちょっと説明してみました。
どういう活動してると政治団体なんでしょうね?
うーん、謎です。


角野さんの政策に関しては、こちらをどうぞ。
http://minnanokai.blogspot.jp/
「争点早わかり表」が、分かりやすくておすすめです。
これを読んだところで、質問と回答にゴー!



カエル

角野さんの政策を拝見していると、
被災者の医療費免除の復活や、認可保育所の増設、子どもの医療費の窓口負担をなくす、
など、大変ありがたい政策が並んでいます。
しかし、財政上、可能なのかが気になります。
地下鉄建設のための積立金480億円や、その他の積立金2940億円から捻出する、
ということですが、もう少し詳しく教えていただけませんか?


角野さん

仙台市は現在、借金をしながら公共事業を行なっています。
地下鉄に関しては、20年かけて返すために、毎年40億円の積立をしているわけです。
一時的に積立をストップして、今、一番切迫している被災者の皆さんの
支援に充てたいと考えています。
その他の積立金については、全額活用するわけではなく、
一部を切り崩して、福祉や雇用を充実させたいと思っています。
ただ、積立金から借りることになりますから、当然いつかは返さなくてはなりません。
ですから、市が仕事を発注する際には、地元の企業を優先し、
そこで働く労働者の最低賃金を1000円以上とします。
発注価格はその最低賃金を保障できるものにします。
地元の企業と労働者にお金が行き渡れば、
経済が循環し、税収アップにつながりますから、
返済は十分可能です。

また、国が地方交付税を減らしていることも問題です。
国に対しても、県に対しても、
必要な事業を実行するために、
市がもっと強く財政支援を求めていかなければなりません。


カエル

角野さんは、原発ゼロ都市宣言を行う、とおっしゃっていますが、
原発をやめるためにどのようなまちづくりをしたいをお考えですか?


角野さん

東北電力の大株主である仙台市が、
脱原発宣言し、東北電力に対して再生エネルギーへの転換を提案することは、
社会的に大きな意味があります。
再生エネルギーは、確かに初期コストがかかりますが、
資源は無尽蔵ですからね。
例えば、仙台は水が豊かな街ですから、小水力発電が向いていると思います。
ただ、これも作りすぎてしまうと、
メガソーラーのように、生態系に影響を及ぼしてしまいますから、
風力や地熱など、他の再生エネルギーを組み合わせつつ、進めていくべきでしょう。
私の家は中山にありますが、あの辺はすごく風が強いんですよね。
あの風ももっと利用すればいい。
東北大学は再生エネルギーに関しても、すばらしい研究をされていますから、
連携を図っていきたいと考えています。


カエル

脱原発とセットで進めてほしいのが、子どもたちの健康調査です。
正確な被ばく量が知らされていない現状がありますので、
ぜひお願いしたいと思っています。


角野さん

確かに必要ですね。
子どもたちの健康調査に関しては、
予算が足りないなどと言っている場合ではないと思います。
一回調査したら終わり、では意味がありませんから、
継続的に、そしてもちろん公費で負担すべきでしょう。
建設事業を一つ後回しにしてでも、やらければならないことだと思います。


カエル

世田谷区の取り組み(保坂区長の提言で世田谷電力設立を準備中http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201304090070.html)なども参考にして、
他の街のモデルになるような独自路線を追求してほしいと思います。
そのような動きが実現すれば、もっと暮らしやすい仙台になるのではないでしょうか。


角野さん

岩手県の葛巻町も、クリーンエネルギーの町として有名ですね。
ぜひ参考にしながら、まちづくりの構想を練りたいと思います。


カエル

待機児童ゼロのために、株式会社が保育業界に参入することに、
不安を感じています。
民間の保育所が増設された横浜では、
オムツ1枚にも値段が付いている、という話も聞こえてきます。
子どもの保育環境や、その先の公教育が、
効率性を重視する市場経済に呑まれていきつつある現状について、
角野さんはどうお考えですか?


角野さん

オムツ一枚にも値段とはねえ。
介護保険でも、似たような問題が起きていますね。
私は株式会社の参入には反対です。
公立の保育園、認可保育所を整備して、しっかりと管理していくべきでしょう。
保育者の指導、育成も必要です。
ただ数を増やせばいい、ノルマをこなせばいい、という問題ではありません。
子どもたちを、社会全体で育てていくのだという意識が大切です。


カエル

例えばですが、会社の中に託児所や保育所を作りたい、という企業への、
支援などはお考えですか?


角野さん

そうですね。幅広いニーズに応えられるようにしたいと思っています。
ただ、ビルの一室に子どもたちが押し込められるような環境にならないように、
十分な広さがあるか、近くに公園はあるか、などを審査する必要はあると思います。

公教育の現場で、先生方の負担が大変大きくなっていることも、
気になっています。
自民党が与党になった途端、
少人数クラスを推進するプロジェクトへの予算もなくなってしまいました。
津波被災地では、保健室にお世話になる子どもたちも増えています。
学校ごとにケースワーカー、ソーシャルワーカーを配属し、
丁寧にケアしていくべきでしょう。
また、地域のお手伝いさんの手を借りることも必要ですね。


カエル

学校といえば、給食のことも気になっています。
もちろん放射能測定とセットで、
地元でがんばっている農家の方の農産物を活かした
給食メニューを作れないものでしょうか。
給食を通して、子ども達が仙台の風土に触れられたら、
素敵だな、と思います。

 ・・・あ、そろそろ時間ですね。

これまでお話してきて、
角野さん、柔らかな物腰に熱い魂を秘めていらっしゃるのですね!
ブログを読んだり、公開討論会の様子を拝見していると、
奥山さん批判が目について、なんだか攻撃的な感じがするな~と思ってました。
「アンチ奥山」な人は、読んでいると気持ちがいいのかもしれませんが、
そうでもない人にはちょっと・・・。


角野さん

いや~、今回は奥山さんか私かどっちかでしょ?
政策を比較していると、ついね・・・。


カエル

ネガティブな言葉よりも、これからも仙台で子育てしていきたいな、
こんな仙台で良かったな、と思えるような、
今日のような角野さんのきらきらしたビジョン
(←岩渕さんの取材の時にもこんなこと言ってたな、と思いました。)
を語ってくださったら、もっと心に響くと思います!
 偉そうなこと言ってすみません!


角野さん

いやいや、これからも頑張ります。
じゃ、これから街頭演説なので、これで失礼します。


カエル

ありがとうございましたー!がんばってくださーい!





というわけで、15分ほどのスピード取材でしたが、
角野さん、熱い!熱いです!
仙台市政にかける情熱と、チャレンジ精神がびしばし伝わってきました。

お忙しいところ、本当にありがとうございました!












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